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シリコンバレーで住宅価格下落が止まらない

<記事概要>
2007/2/16/The Mercury Newsより(サンフランシスコ・ベイエリアの日刊新聞。1851年創刊)

シリコンバレーで住宅販売の落ち込みが止まらない現象が続いている。

データクエスト・インフォメーション・システムズがまとめた最新の統計によると、住宅とコンドミニアムを合わせた同地区の1月販売件数は6168件で前年比4.1%減。前月比では26.3%減となった。1月実績としては1996年以来の低調ぶりで、これで24カ月連続して前年実績を下回る事態となっている。

シリコンバレーの住宅価格が急激に跳ね上がったのは2004年から2005年にかけて。利益を手にしようとしたホームオーナーたちは家を売りに出し、多くの住宅が市場に出回った。しかし、この頃から始まった金利上昇と住宅バブルへの懸念が買い控え現象を引き起こし、市場を反転させるきっかけとなった。2006年7月には前年比34%の大幅減を記録している。

記事関連リンク:http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/16708901.htm

<解説>
1988年以来のシリコンバレー地区の1月の平均住宅販売件数は6455件。最低は96年の5504件。この期間の平均と比較すると今年は4.5%落ち込んだ。減少幅は同期間中2番目に少ない実績となったが、ついに丸2年連続して住宅取引件数が減少したことになる。

件数の減少に伴い取引価格も下落。1月の平均は60万1000ドルとなり、昨年1月実績の61万ドル、前月実績となる2006年12月の61万8000ドルをいずれも下回る結果となった。

対象となる地区は、アラメダ、コントラコスタ、マリン、ナパ、サンタクララ、サンフランシスコ、サンマテオ、ソラノ、ソノマの各カウンティー(郡)。日本の読者に分かりやすいよう「シリコンバレー地区」と表記したが、現地では一般にサンフランシスコ・ベイエリア(もしくは単にベイエリア)と呼ばれ、シリコンバレーよりも若干エリアは広めとなる。

確かに住宅市場は冷え込んでいる。筆者が住むコントラコスタ郡のコンドミニアムは数百棟が連なる集合住宅。サンフランシスコまでの通勤利便性と自然環境の良さを宣伝文句に
大々的に売り出しているが、まだ半分も埋まっていない。また、同地区で先日新築物件を見る機会があったが、そこは3ベッドルーム、車庫、裏庭付きで40万ドル台。しかし、半年以上買い手が付かず、オーナーは近頃賃貸に切り替えた。月々の家賃は1500ドルと安め。

ただ、こうした住宅市場の落ち込みは、住宅バブルといわれて上昇を続けた状態が平常に戻っただけとする見方もある。このまま価格低下が進めば、現在買い控えをしている人々が再びマーケットに戻ってくる可能性は高いという。

兆候はある。IT企業が集積するサンタクララ郡では、1月のコンドミニアム販売が前月比6.6%増となった。専門家の分析によると、一軒家をあきらめた人がお手頃なコンド購入に走ったのが理由。一軒家とコンドでは平均で15万ドルの価格の開きがある。従って、潜在的な買い需要は高いと見ている。


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